Premiere Proの使い方
皆さま、こんにちは。映像制作キザキヤでホワイトボードアニメーションを制作している大橋です。
最近「動画の編集をしたいので動画の編集を教えてもらえませんか?」という依頼が増えてきています。
話を聞いてみますと動画の編集ソフトに今まで触ったこともないが
- 自分で動画を制作して販売したい
- 結婚式で使用する動画を自分で制作したい
- 会社・仕事で使用する動画の編集をしたい
という方が多いようです。
そんな方にお役に立てるように今回は初心者でもできる「動画の撮影・編集の基礎」の記事を書いていきたいと思います。
1.動画の撮影
2.プレミアプロ(Premiere Pro)の使い方 基本編
3.プレミアプロ(Premiere Pro)で編集する為の動画を読み込む
4.プレミアプロ(Premiere Pro)でカットする
5.プレミアプロ(Premiere Pro)でテロップをつける
6.プレミアプロ(Premiere Pro)でテロップ・画像を動かす
7.プレミアプロ(Premiere Pro)で動画を回転させる
8.プレミアプロ(Premiere Pro)で動画の画面を明るくする
9.プレミアプロ(Premiere Pro)でフェードイン・フェードアウトする
10.プレミアプロ(Premiere Pro)でエフェクトを使おう
11.プレミアプロ(Premiere Pro)で動画の早さを変えよう
12.プレミアプロ(Premiere Pro)でBGM・曲・SEをつける
13.プレミアプロ(Premiere Pro)で動画の書き出し
動画の撮影
プレミアプロでの編集の前に動画がないと始まりません。そこでまずは簡単にですが動画の撮影について書いていこうと思います。
プロット作り
プロット。シナリオのようなものをまずは制作します。どんなものを作りたいのか?というイメージを形にする作業です。
「何を見せたいのか?どういうものを伝えたいのか?誰に?」を意識すると良いと思います。
例えば・・・・料理動画などの手順を説明する場合は
オープニング部分(タイトルはどんなもの?背景は?)→準備するもの(材料・器具の紹介など)→手順1→手順2→最後に(まとめ・クレジットなど)
となります。
このように簡単なもので大丈夫です。難しく複雑なものを制作する必要はありません。
シーンで準備しておきたいものは??どう見せたい?などを必要なものがわかり、編集の際にあのシーンがなかったという事にならないのでまずはプロットの準備をしてから撮影に入りましょう。
イメージがうまくわかない場合は他の方が制作した動画から『こんな動画を撮りたい』と参考になる動画を探すと良いと思います。
動画の構図を決める
プロットを元に撮影するシーンごとにどんな構図が良いか決めておきましょう。
- 光の位置はどうするのか
- ポジションはどうするのか?(上下・左右どこから撮るのか?)
- アングルは?(ハイアングル・水平?ローアングル?)
- サイズは?(ロング・ミディアム・アップ・フル)
- テロップを入れる場合はどの辺に入れるのか?
どういう風に伝えたいのか。どのように伝わるのかを考えがながら構図を決めましょう。
動画を撮影をする
構図が決まりましたら実際に撮影をしましょう。
プロット・構図を元に『ピントがあっているか?』『光は大丈夫か?』『画面は見えにくくないか?』『音声は大丈夫か』『余計なものは写り込んでいないか?』に注意して実際に撮影を行いましょう。
プレミアプロ(Premiere Pro)の使い方 基本編
編集する動画の準備ができたら動画の編集を行います。いよいよプレミアプロ(Premiere Pro)で編集をしていきます。
プレミアプロ(Premiere Pro)を起動しよう
まずは、プレミアプロを起動して動画を読み込まないといけないので
プレミアプロを起動して新規プロジェクトをクリック。
ファイル名を決めて、
保存場所を指定します。
OKをクリックすれば、新規プロジェクトが作成されます。
プレミアプロ(Premiere Pro)で編集する為の動画を読み込む
新規プロジェクトを作成したら、編集する素材を読み込みます。
ファイル→新規→読み込み
読み込みたい素材(動画・画像・音声)を選択して読み込みをクリック。
読み込まらたら左下に表示されます。必要に応じて素材(動画・画像・音声)を読み込んでください。
左上のボックスにドラッグして投げ入れます。
左下のマークをドラッグしてV1に投げ込む。そうすると画像のみが並びます(音声がない状態)。
画像の投げ込んだ所の隣のマークをドラッグしてA1に投げこむと音声が並びます。
以上で編輯する為の下準備が完了しました。
プレミアプロ(Premiere Pro)カットする
プレミアプロで動画をカットする使い方です。
動画の最初の数秒をカットしようと思います。まずは、レーザーツールを選択。
レーザーツールで切りたい所の最後をクリックする。すると、縦線が入ります。
音声も同じ所に縦線を入れます。
選択ツールで切れ目を入れた前の部分を選択して、deleteボタンを押すとカットした部分が消えます。
同じく音声を消します。
このままだと冒頭、数秒が真っ黒になっているだけなので残った部分を選択。
一番左に動かします。これで最初の部分がカットされました。
動画の間をカットしたい場合はレーザーツールでカットしたいシーンの最初と最後に縦線を入れます。
選択ツールで線を入れた部分を選択してdelete。
間を詰めれば完成です。
プレミアプロ(Premiere Pro)でテロップをつける
プレミアプロでテロップをつける使い方です。
ファイル→新規→レバシータイトルを選択(プレミアプロのバージョンによって名前が違います)
OKをクリック。
この画面になるので
Tを選択してテロップを表示させたい場所をクリック。
文字を入力
文字が見えにくので、左上部の赤丸の部分のフォントを変更。右下の赤丸の部分で色を変更。
さらに文字を見やすくするために、ストロークの外側の追加をクリック。
サイズと色を変更して白い枠を追加。
テキストの入力画面を閉じると右下のプロジェクトに、作成したテキストが追加されます。
追加されたテキストをドラックしてV2に並べればテキストが動画で表示されます。
テキストの大きさを上部の赤丸の数字を変えて調整できます。ドラッグして動かす事もできます。
プレミアプロ(Premiere Pro)でテロップ・画像を動かす
プレミアプロで画像やテロップの位置を動かす使い方です。
使用する画像を読み込みます
画像を表示させたい場所に並べます。
並べた画像を選択ツールでクリックして、エフェクトコントロールを選択。
位置の項目の左の数字を移動させると左右に動きます。
位置の項目の右の数字を動かすと上下に動きます。
スケールの数字を変えると大きさが変わります。
以上がプレミアプロ(Premiere Pro)でテロップ・画像を動かし方になります。
プレミアプロ(Premiere Pro)で動画を回転させる
選択ツールで回転させたい動画・画像をクリックして選択をする。
エフェクトコントロールをクリック。
回転の部分の数字を回転させたい角度の数字を入れれば動画が回転します。(画像は180と入れた状態です)
プレミアプロ(Premiere Pro)で動画の画面を明るくする
編集しようと思い撮影した動画をチェックしてみたら思ったより画面が暗い・・・・撮影しなおすほどでもない・・・。
そんな時に役立つ方法です。
左下のボックスのエフェクトからビデオエフェクトの文字の左側をクリック。
輝度&コントラストを選択。
輝度&コントラストをドラッグして適応したい動画(画像)上ではなす。
そうすると、上部のエフェクトコントロールに追加される。
追加されて項目の明るさとコントラストの数字を変えると明るさが変わるので好みの数字を入れましょう。
プレミアプロ(Premiere Pro)でフェードイン・フェードアウトする
プレミアプロで動画をフェードイン・フェードアウトさせる方法です。
フェードさせたい画像を選択して、エフェクトコントロールを選択。
不透明度のストップオッチのマークをクリック(最初からマークに青色がついてる思いますが2回押して青色にしてください)。
一番前に合わせて数字を0にする
完全に表示させたい所に動かしてから100にします(0と100の部分にダイヤのマークがつくのでダイヤのマークを動かして調整もできます)
フェードアウトする場合は表示を終わらせる場所を「100」にして表示を消したい場所を「0」にすればフェードアウトします。
プレミアプロ(Premiere Pro)でエフェクトを使おう
プレミアプロでエフェクトをつける使い方です。
今回は「ホワイトアウト」のエフェクトをつけていきます。エフェクトのつけ方は基本同じなので試してつけて自分の好みのものを探すといいかも知れません。
左のボックスのエフェクトをクリック。
ビデオトランジションの左の>をクリック。
ディゾルブの左の>を押してさらに開く。
ホワイトアウトを選択する。
ホワイトアウトをドラッグして適応した動画(画像)の先頭で離すとエフェクトが適応されます。
ホワイトアウトをドラッグして適応した動画(画像)の先頭で離すとエフェクトが適応されます。
プレミアプロ(Premiere Pro)で動画の早さを変えよう
プレミアプロで動画の再生速度を早くしたり、遅くしたりする使い方です。
速さを変えたいクリップを選択。
クリップ場で右クリックを押して速度とディレーションを選択。
速度を変更して(400なら4倍 50なら0.5倍)OKを押して完了です。
プレミアプロ(Premiere Pro)でBGM・曲・SEをつける
プレミアプロ(Premiere Pro)でBGM・曲・SEをつける使い方です。
音声ファイルも動画と同じように読みこます。
音はA2 A3などのAの列に並べます。
音をつけたい所に移動させることもできます。
プレミアプロ(Premiere Pro)で動画の書き出し
最後にプレミアプロで動画の書き出しを行います。プレミアプロのファイルを保存しただけでは編集した動画ファイルができないので書き出しを行う必要があります。
赤い枠の部分が選択されている状態で(青い枠で囲まれている状態)
ファイル→書き出し→メディア
ファイル名と保存先を選ぶために出力名の青い文字の部分をクリック。
ファイル名と保存先を指定する。
書き出しをクリックすれば動画の書き出しが始まります。終了すると保存先に選んだ場所に動画ファイルができています。
形式やプリセットを変えければMP4で書き出されます。 形式やプリセットを変更すれば、その他のファイル形式で書き出されます。
以上が『プレミアプロ Premiere Proの使い方 初心者から始める編集』になります。
その他にもプレミアプロの使い方を紹介していますのでご覧頂けましたら幸いです