動画を制作しないデメリットとは?
前章「動画を作る目的とは?」において、ビジネス動画を作るにあたって、
- 動画を作る目的を明確にする
- 動画を見るターゲットを明確にする
- 動画を見る人のことを考えて映像を制作する
- 映像を見てもらう仕組みを作る
以上のことが大切であるとお話させていただきました。
今回の記事では、「動画を制作しない4つのデメリット(欠点、短所、損失)」を挙げていこうと思います。
1.ホームページを見てもらえなくなる(広告への滞在時間が減る)
第一印象で「つまらない」と感じてしまうから
動画がないことによって、せっかくホームページを見にきてくれたお客様が「このホームページは動きがないからつまらない・・・」そう判断して、スクロールする事なく、他のページを見ることなく離脱してしまいます。
なぜお客様は動画がないホームページを「つまらない」と感じてしまうのか?
それは、反応するところがないからです。
人は、動いているものに無意識に反応します。
動画は動いて流れるものです。そこに目を引く動きや音があれば意識を向けてくれます。今は動画が当たり前にあふれている時代です。人々は動画を見ることに慣れています。
つまり「動画はお客様が興味を持ちやすい」のです。
「動画を制作するメリットとは?」の記事で詳しくお話しをさせていただきましたが、これからは動画を導入するのが当たり前の時代に入っています。
多くの企業様が動画を使ったホームページを作成したら、動画のない文章と写真だけのホームページでは刺激が足りないので、お客様の役に立つホームページなのに見てもらえなくなってしまいます。
ホームページだけではなく、飲食店などの店頭でも動画が流れていることが多くなってきています。それは、お客様が足を止めて興味を持ってくれるからです。
絵が動くことで視覚に訴え、音が流れることで聴覚に訴えることで、文章だけよりも人が反応しやすくなりますのでお客様の興味を引くことができます。
2.分かりりづらく、説明に時間がかかる
文章だと読み手の読解力に頼る部分が多くなるので、理解度の格差が生まれる。
動画を作成しないことによって「お客様にとって分かりづらく、説明が長くなる」というデメリットがあります。
例えば
- 社長やスタッフの紹介
- 店舗や事務所内など場所の案内
- 商品や料理の作り方の手順説明
を紹介する場合、文章では雰囲気や細かなニュアンスなどを説明するには文字数や形容詞が多くなりがちです。
- 社長やスタッフの紹介
- 店舗や事務所内など場所の説明
- 商品や料理の作り方の手順説明
人柄が売りの商売があります。士業さんやお医者さん、マッサージ屋の施術をする人。プロフィールや得意な分野を文字に出来ても、人柄はなかなか表現できません。その人の表情、声色、身なり、雰囲気、信頼できそうか、優しそうなのか、という印象を文章で伝えるには限界があります。
ホテルや事務所など、場所を売りにする仕事も沢山あります。文字情報だけではその場所の雰囲気や何があるか、明るさ、広さ、和風・洋風なのか、扉はいくつあるのか?などいくら文章にしても表しきれません。読み手の想像力に頼る部分が大きくなります。
例えば、魚のさばき方。文字情報だけで手順はわかりますが、実際にさばくことができるでしょうか?映像があれば、包丁の角度、力の入れ方、例えばどのくらいうろこを落とせば良いのか、どのくらい洗えば良いのかなど、わざわざ手順に乗せられない細かな情報を視聴者に提供できます。
動画で伝えられる情報量は文字の1000倍、画像の500倍以上と言われています。動画と同じ情報を文章や画像で伝えるとなると、大変なのは容易に想像がつくかもしれません。
動画で見ればすぐに分かるものを文章や画像で伝えると、分かりづらく説明が長くなり、かえって伝わらないものなってしまうのです。
3.ブランディング(他社との差別化)がしにくい
企業理念などの想いの「イメージ」を共有できないから
ブランディングをすることは、商品価値とともに、共感や信頼を得られるため、差別化できた顧客を獲得することができる重要なマーケティング戦略のひとつです。
商品、サービスの説明は文章でもできます。
そこに「信頼」「誠実」「理念」などを文章で書き連ねても、正直イメージがしづらいものです。しかし、動画を使う事で「信頼」「誠実」「理念」といった抽象度の高いもの、企業の根幹を表現することが可能です。それは、動画は写真やイラストでは見せることができない「ストーリー」を持たせることができるからです。
企業の持つ「ストーリー」に、お客様も参加してもらう。そうすることによって、企業に共感してもらえ、ファンになってもらえる。ファンは、応援者です。「この商品だから買う」から「この会社を応援する。だから買う」という一歩踏み込んだお客様を得る事ができるのです。
動画を用いらなければ、その他大勢のままです。動画を使わないことは、見込み客を失うだけでなく、最も大切なファンを失っていることでもあるのです。
4.動画マーケティングに乗り遅れる
動画ひとつあれば、仕掛け方は多種多様にできる。
インターネットの通信環境の拡大とSNSの普及、スマホやタブレットの普及による視聴者の環境の変化、その他機材の価格が下落に伴い、以前と比べて動画は格安に作れるようになりました。
コストが下がり、文章や写真より情報を伝えることができて、お客様も反応しやすい。そんな動画をインターネット上使用して集客をする時代がやってきています。
2006年、Google社がYouTubeを買収したというのも次の時代を見越してのことです。先日「スマホに対応していないホームページはインターネットの検索順位が下がる。」ということをGoogleが発表しました。今後は「動画が組み込まれていないと検索順位が下がる!」ということもあるかもしれません。
ランディングページやホームページの誘導に画像と文章を使った方法を使っている方が多いとおもいます。最近では、画像の代わりに動画を使用してお客様の興味を引く方法が出始めています。動画を使用したマーケティングはもうすでに始まっています。
今は、YouTubeが一般的になり、ツイッターやインスタグラムなどのSNSが動画の対応をして、スマホで簡単に動画視聴をしたり、制作が出来る時代です。そんなこれからの動画を使用したマーケティングの時代に波にのりおくれないようにしましょう!!
動画を制作しないデメリットまとめ
動画を制作しないことによって
- ホームページが見てもらえなくなる
- わかりづらく、説明に時間がかかる
- ブランディングがしにくい(他者との差別化ができない)
- 動画マーケティングに乗り遅れる
以上の4点があげられます。
インターネット上で動画を簡単に使用することができるようになった今の時代。作成する手間はありますが、それ以上の可能性がある動画を使用して結果繋げていきましょう。
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