皆様、こんにちは。映像制作キザキヤでホワイトボードアニメーションを制作している大橋です。

最近ホワイトボードアニメーションを簡単に制作できるソフトが増えていきているようなので個人的に試してみるついでに比較をしてみました。

  • 自分でホワイトボードアニメーションを作りたい
  • YouTubeでホワイトボードアニメーションで動画を作って投稿をしたい
  • 会議やプレゼンで目を引く動画を挿入したい
  • ホワイトボードアニメーションが制作できるソフトやアプリを知りたい

のような方向けの記事になります。

ホワイトボードアニメーションの作り方

ホワイトボードアニメーションの作り方には実際にホワイトボードにイラストを書いて編集ソフトで編集する方法とホワイトボードは使わずにパソコンのみを使用して制作する方法があります。

手書きでホワイトボードアニメーションを作成する方法

ホワイトボードに手書きで制作する方法はスマホがあれば100円ショップで売っているものだけでも制作することができるのでほぼ無料で制作をする事ができます。多少撮影用の道具を購入したとしても10,000円以下での制作が可能です。

詳しい作り方はこちらに詳しく説明していますので参考にして頂けたらと思います→ホワイトボードアニメーション(手書き動画)の作り方

パソコンのみでホワイトボードアニメーションを作成する方法

そして、今回ご紹介するホワイトボードを使用しないでパソコンのみで制作する場合に必要な制作ソフトを使用した制作方法になります。無料で利用できるものから月額数千円で利用可能なものまで幅広くあります。

ホワイトボードアニメーション制作ソフトはイラストを準備してそれを配置するのが基本ですがイラストの線から準備する方法もあります。以下より詳しく紹介していきます。

ホワイトボードアニメーション風動画を作成できるソフト

ホワイトボードアニメーション風動画を制作できるソフトで代表的なVyond,VideoScribe、Doodly,Animakerを紹介させて頂こうと思います。

Vyond


HP:https://www.vyond.com/

プラウザ上でホワイトボードアニメーションを制作するタイプのソフトです。無料期間が14日間あります。

Vyondで作ってみたホワイトボードアニメーション

無料でアカウントを制作して試しにホワイトボードアニメーションを制作してみました。無料版なので動画のダウンロードはできませんでした。

↑こんな感じになりした。

Vyondの良い点・悪い点

30分程度でサクサクと動画にできた。人物や小物のパターンを画面に配置するだけなので作成は簡単でした。

人物はイラストができた後にアニメーションを入れらるのが点が好印象。アニメーションを入れるのも2クリックくらいで手軽に入れらるのは便利でした。

人物や小物などのイラストのパターンは数多くあります。

個人的な難点としては

  • プラウザ上なのでプレビューに時間がかかったり、操作中に読み込みで止まったりするのが慣れていないのもありイライラした。(1,2秒の話だが動画の秒数が伸びるほどこの少しのタイムラグが問題になる)
  • 日本的な漫画の演出などの配置ができず、イメージ通りに配置するよりは自分で書いた方が伝えやすいイラストにできるなと思った。
  • テキストの入力は日本語変換できたがフォントが少なそう。

といった所です。

イラストのタッチがピタッとしたものがあれば違和感なく作成できると思います。オープニングなどの1シーンなどに使用するのに良いかもしれません。

Vyondの価格・サンプル動画

価格は年間299ドルからです。

ホワイトボードアニメーション以外にもアニメーションも制作できる動画編集ソフトです。ホワイトボードアニメーション以外も制作する場合はお得かもしれません。

↑こんな感じのアニメーションも制作できます。

↑ホワイトボードアニメーションもしっかり使い方をマスターするとクオリティを上げられるようです

VideoScribe

HP:https://www.videoscribe.co/en/

アカウント作成後アプリをパソコンにダウンロードして使用するタイプの制作ソフトです。

VideoScribeでホワイトボードアニメーションを作ってみた

VideoScribeで無料アカウントを作成して無料期間を利用した制作してみました。

↑こんな感じです。

VideoScribeの良い点・悪い点

イラストを書く必要がなく簡単に配置ができる。

ズームが自動で設定され、イラストの書き上がるスピードも簡単に変更できた。慣れてくればある程度イメージ通りのテンポの良い動画を作成する事ができそう。

イラストの種類が豊富なのでイメージが合う可能性も高い。イラストを書いている手のバリエーションもあったので細かいディテールにもこだわれる

カメラワークの変更を今回しなかったがズームにせずに複数のイラストが描きあがるというのも可能だった。

使ってみた難点として

  • 日本語が入力できなかった(日本語の画像を作って画像として並べる方法があるようです)
  • ソフトの読み込みが遅い時があり使いにくい

といった所です。

試しに触った程度ですが感想としては『簡単にかっこよくしてくる』ソフトかと思います。

VideoScribeの価格とサンプル

VideoScribe使用料金は月々14ドル(年間契約にすれば)から利用できる。

Doodly

残念ながら今回は無料のお試しがなかったのでサンプルを制作できませんでした。

日本では、まだ馴染みがないようですがFacebookなどでも広告が流れていきているので大分認知が上がっているようです。機会があれば試しに使用してみようと思っています。

Doodlyの価格とサンプル動画

HP:https://www.doodly.com

月々39ドルから利用可能。年間契約で20ドル。年間だと5万円くらいですかね。

イラストが細かくよくできている印象を受けます。

Animaker

HP:https://www.animaker.com

無料のプランがあったのですが、プラウザにFlashの許可を出していないと利用できないかったので今回は見送りました。

ホワイトボードアニメーション以外のアニメーションを手軽に作るのには良さそう。

Animakerの価格とサンプル動画

価格は0円から利用可能です。無料版では機能が少なめです。

イラストから作るホワイトボードアニメーション

↑こんな感じでイラストができていく所からパソコンで制作する事は可能です。その場合はAdobeのPhotoshopとpremierproを使用して制作していきます。

イラストから作ると時間や手間がかかりますが、自分の思った通りのイラストが使用できイメージ通りの動画を制作する事が可能です。さらに1から作ったイラストなので他にないオリジナルの動画になり、動画にも費用をかけているしっかりした会社というブランディングにも繋がるというメリットがあります。

詳しい作り方はこちらで紹介していますのでこちらをご参考にして頂けたらと思います→ホワイトボードアニメーションの作り方ーAdobeで合成動画編集

最後に

ホワイトボードアニメーション制作ソフトは何がおすすめ?

ホワイトボードアニメーション制作ソフトを使用した感想としてはVyondの方が編集画面はわかりやすかったです。

videoscribeも画面のズームになったりする部分がVyondよりも好みでした。

その他のアニメーションも同じように作れるのであればVyondの方が使いやすく、アニメーション動画としても使い道があり個人的気にはVyondの方が良いかと思います。

ストーリーをしっかり伝える

Draw my life(ドローマイライフ)のような自分の生い立ちを伝えるような人物やサービス・商品のストーリーを伝える場合には、1からオリジナルで作った方が融通が利きやすく、イラストも親しみが持ちやすいものを使用でき、視聴者との距離が短くなり共感されやすい『手書き』や『Adobeのソフト』を使った作り方の方がいいかと思いました。

動画としてテンポ良くキャッチな説明動画ならホワイトボードアニメーション制作ソフトで作った方が時間がかからずに作れるので向いています。

ご自身にむいている制作方法を

以上が無料のホワイトボードアニメーション制作ソフトを使用してみた感想でした。

何かご参考になれば幸いです。

どこで何に使うのか?時間をどこまで使えるのか?自分の知識や技量ではどれでできるのか?などを踏まえてご自身に向いている制作方法を選んで頂けたらと思います。